歴史は古く電話を発明したグラハム・ベルが設立した会社をルーツに持つ。
日本で言うNTTのような感じだな。
今回"AT&T"の分析記事ですが、ベライゾンとの徹底比較も記事にしていますので、よければこちらもご覧ください。(^-^)>
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【2/4最新決算情報】【比較】"AT&T" VS "ベライゾン"どっちに投資すべきか!?【高配当米国株】
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目次
【AT&T】AT&Tは安定の通信事業で36年増配の配当貴族
AT&Tはアメリカの情報通信・メディアコングロマリット。米国最大手の電話会社であるAT&T地域電話会社およびAT&Tコミュニケーションズとメディア企業のワーナーメディアを傘下に収める持株会社です。
リーマンショックやITバブルも乗り越え安定の業績、増配実績があります。
2020年10月時点で配当利回り7%越えと超高配当となっており、長期投資において大変魅力的です。
連続増配は実に36年の実績があり、米国内での事業内容から為替の影響も受けないのと、通信会社は通信費を毎月徴収するストック型のビジネスモデル、加えてシェアの寡占状態から安定した収益が得やすいと言えます。
長期に渡ってインカムゲイン(配当)が期待できます。
でもこんなに配当利回りが高いって大丈夫なの?
AT&Tの懸念点 高い配当性向
今後5G関連銘柄として、通信系の会社であるAT&Tもその恩恵を受けるはずです。
ですが足元の株価はかなり軟調な展開、コロナショック後立ち直りを見せているハイテク関連やその他銘柄、よく比較対象になる同じ通信大手のベライゾン(VZ)と比べても株価の戻りが弱いです。
青AT&T 赤ベライゾン
ベライゾンはほぼ暴落前の水準に戻っているのに対し、以前低空飛行を続けるAT&T…
各社の戦略の違いは同セクターでありながら、割と異なります。
ベライゾンは5Gへの投資に集中し、重点を置いています。
一方AT&Tは5G以外のコンテンツビジネスへも投資を行い、ディレクTVとタイム・ワーナーを買収しました。
ですが、ディレクTVは衛星放送であり利用料金は、ストリーミングサービスよりも割高です。
またワーナーメディアも、ネットフリックス、アマゾンプライムビデオなどとの競争激化に直面しています。
買収の為に増大した長期債務も1800憶ドル以上となり世界一負債を抱える会社になりました(;゚Д゚)
ベライゾンは1000憶ドル超。こちらもすごい額ですが。
この負債額や配当性向が100%を超えている年があったり、それに近い水準になっていることから減配リスクなどをはらんでいる事、事業の先行き不透明感からマーケットの評価は厳しく、ベライゾンの方が好感されているようです。
※配当性向とは利益から純利益に対してどれぐらい配当を支払っているかの指標
配当性向100%以上という事は利益よりも多く配当を支払っているということなので、配当を減らす、減配リスクがあります。
ベライゾンの方はまだ配当性向に余裕があります。
減配をすると、投資家からさらに敬遠されて株価も下落するかもしれません。
経営陣も減配は避けたいと思いますが…
一応配当を支払う余裕はあるとのコメントはあるようです。
フリーキャッシュフローを見ると利益はかなりあるようですが、買収や5Gへの投資から多額の資金が必要となっています。
※マネックス証券米国株銘柄スカウターより引用
フリーキャッシュフローは潤沢にありますね。
(※フリーキャッシュフロー(FCF)とは会社が稼ぎ出したお金のうち事業を維持するために必要な設備投資等の支出を差し引き、最終的に会社の手元に残ったお金のことをいいます。
つまり最終利益として残った自由に使えるお金です。)
なので経営状態は悪くなさそうです。
配当を維持できるか、新規事業がどうなるか注目です。
マネックス証券の銘柄スカウターのサービスは企業分析に非常に使いやすいので、かなりおすすめです。
もちろん日本株も銘柄スカウターで見れます。
ファンダメンタルズ分析するには最適かと思います。
AT&Tに投資するなら長期投資で
元々成熟企業であることから、短期的にキャピタルゲイン(値上がり益)を狙う銘柄ではなくインカムゲイン(配当)目的で長期に渡ってリターンをもたらしてくれれれば良いです。
足元の新規事業の行く末や減配懸念などの不安材料は大きいものの、ストック型のビジネスモデルで安定的な収益、シェアの寡占状況から業績が大きく崩れるリスクは低いと思います。
やはり5G、さらには6Gへの期待からも長く保有できる銘柄だと思い投資を行いました。
テクニカル的に買いのタイミング
こちらは週足チャートになりますが長期サポートラインで反発の兆しが見えます。
テクニカル的にもサポートライン反発タイミング、株価も安い水準ではあると思います。
ただあくまで一つの要素として考えるべきでしょう。
しっかり今後の業績を見通す事が1番です。
もしAT&Tに投資するのが不安な場合は、AT&Tとベライゾンどっちも投資するといいと思うぞ。
配当利回りは劣るが成長性は今のところベライゾンの方が勝っているので、通信のシェアをほとんど寡占しているこの2社に投資しておけば安心だろう。
まとめ
〇AT&Tは現在配当利回り7%と超高配当な水準
〇36年増配の配当貴族
〇アメリカの通信最大手
〇巨額な負債額と新規事業の先行き不透明感リスク
〇高い配当性向から減配懸念あり
〇キャッシュフローは潤沢で返済の余裕はある
〇ビジネスモデルとしては安定的で長期投資としては期待できる
今回は米国株の有名な配当貴族、【AT&T】のご紹介でした。
利回り7%はすごいですね。
ただAT&Tしかり、エクソンモービル(XOM)など5%を超える配当利回りの配当貴族たちの株価の下落はかなり戻りが弱く今後の不安もたしかにあります。
しかし通信会社は安定的なビジネスモデルから長期で保有するには良いと思います。
ぶっちゃけ米国株は1株から買えるので、AT&Tとベライゾン両方買っとけば安心でどっちかが、もしくは両方が利益をもたらしてくれると思います。
参入障壁が高いことから、すでに市場を寡占しているこれらの企業が5G開始と共に利益を得る確率はかなり高いと思うので、安い時に仕込んで気長に保有します。
なんなら死ぬまで持ちます(^O^)/
AT&Tに投資するにはSBI証券が最適
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※正確には提携している住信SBIネット銀行で両替してSBI証券で買付けします。
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※1株から買えます
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こちらは国内株のみですが、日本の銘柄に投資したい方には1株から買えるので良いですね。
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今回も皆様のご参考になれば幸いです。