ARKKを筆頭にいくつかラインナップがあるから見ていこう!
目次
ARK社とは未来を激変させる会社に投資する運用会社
ARK社はキャシー・ウッド率いるアメリカの投資会社で、展開する金融商品はETFにもかかわらず凄まじいリターンとなって話題になっています。
その結果からARK社が運用するETFへ組み入れられる銘柄への注目も集まっています。
投資対象は『破壊的イノベーション』を起こす会社です。
出所 日興アセットマネジメント
このように、これからの時代を見据えて革新的に伸びるであろう投資対象をリサーチしているようです。
ETFのラインナップ一覧
ARK社のETFはARKKを基幹ETFとして、現在8種類。
一覧はこちらです。
●アクティブ運用型6つ
経費率は全て0.75%です。
ARKK | ARKイノベーションETF |
ARKQ | Autonomous Technology&Robotics ETF * |
ARKW | 次世代インターネットETF * |
ARKG | ゲノム革命ETF |
ARKF | FintechイノベーションETF |
ARKX | 宇宙探査とイノベーションETF |
●インデックス型2つ
経費率は以下。
PRNTが0.66%
IZRLが0.49%
PRNT | 3DプリンティングETF |
IZRL | イスラエルの革新的なテクノロジーETF |
(※翻訳しているので、銘柄名、ティッカーシンボルなど少し不自然なところがあります。)
経費率はアクティブ運用型の6種類は0.75%です。
まず代表的なETFは"ARKK"です。
ARKK
ARRK
ファンドの説明と目的
ARKK内の企業には、新製品またはサービスの開発、DNA技術(「ゲノム革命」)、エネルギー、自動化、製造の産業革新(「ゲノム革命」)の分野に関連する科学研究の技術的改善と進歩に依存または利益をもたらす企業が含まれます。
「産業イノベーション」)、共有テクノロジー、インフラストラクチャ、サービスの使用の増加(「次世代インターネット」)、および金融サービスをより効率的にするテクノロジー(「フィンテックイノベーション」)。
ARKKは積極的に運用されているETFであり、通常の状況下で主に(資産の65%以上)、ファンドの投資テーマである破壊的イノベーションに関連する企業の国内および海外の株式に投資することにより、資本の長期的な成長を目指しています。
出所 ARKホームページ
2014年の20ドル少しから7年で5倍以上、一時は7倍以上になっていました。
ETFらしからぬ凄まじい爆上げっぷりです。
コロナショック後の上げはテスラが多く組み入れられていたことにより、テスラの爆上げがARKKのパフォーマンスにも寄与したようです。
2021年4月の組入れトップ10銘柄はこちらです。
テスラの比重が高く10%以上の割合です。
続いて遠隔医療プラットフォームのテラドックや、モバイル決済大手スクエア、メディアストリーミング端末のROKU、不動産テックのジロウ、ご存知ズームビデオ、ショッピファイなど次世代のキラキラ銘柄群たち。
サッカーで言うところの銀河系スター軍団レアルマドリードのようです。(世代感じる)
ざっと見た感じこんなん絶対ずんずん上がるやろって感じです。
でも絶対はありませんが、ARKKの何が凄いってこれらが上がる前に仕込むところですよね。
経費率はアクティブファンドなので0.75%と高いですが、このリターンなら何も文句はありません。
むしろ売買も積極的にしていて、取引も毎日公開して透明性があるので納得の経費です。
ARKKは幅広い分野に投資しているようです。
あくまで個人的感想ですが、ハイテク銘柄のインデックスファンドみたいな印象です。
組入銘柄も今後も期待できそうだ。
2つ目です。
ARKQ
ファンドの説明と目的
ARK Autonomous Technology&Robotics ETF (ARKQ)内の企業は、新製品またはサービスの開発、技術の改善、およびとりわけエネルギー、自動化、製造に関連する科学研究の進歩に焦点を当てており、それらから実質的に利益を得ることが期待されています。
材料、および輸送。これらの企業は以下を開発、生産、または可能にする可能性があります。
- 自律輸送
- ロボット工学と自動化
- 3Dプリント
- エネルギー貯蔵
- 宇宙探査
ARKQは積極的に運用されているETFであり、通常の状況下で、ファンドの投資テーマに関連する自律型テクノロジーおよびロボット企業の国内および海外の株式に主に(資産の少なくとも80%)投資することにより、資本の長期的な成長を目指しています。
ARKQもなかなか素晴らしい上昇ですね。
組入銘柄はどうでしょうか。
自動運転とロボットがメインの投資先ですが、自動運転ということでARKKと同じくテスラが11%以上の割合です。
次いで多いのがトリンブル・ナビゲーションという米国の全地球測位システム(GPS)開発会社です。
こちらも急成長企業で、測位システムは自動運転などに欠かせないシステムですね。
バイドゥ(BIDU)は中華人民共和国で最大の検索エンジンを提供する会社です。
世界最大の検索エンジン、グーグルも入ってますね。
その他は半導体関連や産業ロボット関連の日本企業コマツなど、テーマに沿った組入れですね。
ARKQはテーマ特化型な感じを強く感じますし、自動運転もこれから伸びそうな分野ですね。
ARKW
ファンドの説明と目的
ARK Next Generation Internet ETF (ARKW)内の企業は、テクノロジーインフラストラクチャの基盤をクラウドに移行することに重点を置いており、その恩恵を受けることが期待されています。
共有テクノロジー、インフラストラクチャとサービス、インターネットベースの製品とサービス、新しい支払い方法、ビッグデータ、モノのインターネット、ソーシャルディストリビューションとメディア。
これらの企業は、以下を開発、生産、または可能にする可能性があります。
- クラウドコンピューティングとサイバーセキュリティ
- Eコマース
- ビッグデータと人工知能(AI)
- モバイルテクノロジーとモノのインターネット
- ソーシャルプラットフォーム
- ブロックチェーンとP2P
ARKWは積極的に運用されているETFであり、通常の状況下で主に(資産の80%以上)、ファンドの次の投資テーマに関連する企業の国内および米国の上場外国株式に投資することにより、資本の長期的な成長を目指しています。
とんでもない成長率です。
5年で一時は9倍にもなろうかという上げ、現在でも7倍の成長で前述のARKKやARKQよりも高パフォーマンスです。
いったい銘柄は何が入ってるの(; ・`д・´)!?
なんかグレイスケールビットコイントラストとかいうのがあるけどこの影響が大きいのかな?
ビットコインも爆上げしてるからその銘柄がパフォーマンスに差を出した可能性が高いな!
ARKWはインターネットを利用したビジネス、企業に特化している感じですね。
やはりインターネットというのは高成長には欠かせない要因だと再認識しました。
ビットコインを始めとする暗号通貨にもGBTCを通して投資していることが高成長の要因ぽいですね。
暗号通貨も爆上げ中なので、こういったETFを通して投資できると投資家にはかなりメリットがありますね。
ARRG
ファンドの説明と目的
ARKG内の企業は、ゲノミクスの技術的および科学的発展と進歩をビジネスに組み込むことにより、人間と他の生活の質を拡張および強化することに焦点を当てており、実質的に利益を得ることが期待されています。
ARKGに所属する企業は、以下を開発、生産、または可能にすることができます。
- CRISPR
- 対象となる治療法
- バイオインフォマティクス
- 分子診断
- 幹細胞
- 農業生物学
ARKGは、バイオテクノロジー業界で主要な事業活動を行っている発行者を含む、ヘルスケアセクターのあらゆる業界または業界グループの発行者に集中します。
ARKGは積極的に運用されているETFであり、通常の状況下で主に(資産の少なくとも80%)、ヘルスケア、情報技術、材料などの複数のセクターにわたる企業の国内および海外の株式に投資することにより、資本の長期的な成長を目指しています。
エネルギーと消費者の裁量。
これらは、ゲノミクス革命というファンドの投資テーマに関連しています。
5年で4~5倍と、普通では良すぎるリターンなのですがARKのETFだともはやこれぐらいいってないと物足りない感がすごいですね。
こちらはテーマがゲノム関連のETFなので銘柄の内容がガラッと変わります。
割合トップのテラドックは他にも入ってた遠隔医療プラットフォームの会社ですね。
2番目に多いイグザクト・サイエンシズは早期がんの検出を専門とする分子診断会社です。
その他もバイオ系銘柄が占めておりこちらもしっかりテーマ特化型ですね。
次は割とメジャーなテーマ『フィンテック』に特化したETFです。
ARKF
ファンドの説明と目的
ARKFは、資本の長期的な成長を目指す、積極的に運用されている上場投資信託(ETF)です。
ファンドの投資テーマである金融技術(「フィンテック」)の革新に従事する企業の国内および海外の株式に主に(資産の少なくとも80%)通常の状況下で投資することにより、この投資目的の達成を目指しています。
企業は、収益または市場価値のかなりの部分をフィンテックイノベーションのテーマから得ている場合、または主要なビジネスが製品にあると述べている場合、およびフィンテックイノベーションのテーマに従事していると見なされます。
Fintechの革新をテーマにしたサービス。
アドバイザーは、「フィンテックイノベーション」を、金融セクターの働き方を変える可能性のある技術的に可能になった新しい製品またはサービスの導入と定義しています。
これには、次のビジネスプラットフォームが含まれますが、これらに限定されません。
- トランザクションの革新
- ブロックチェーンテクノロジー
- リスクの変革
- 摩擦のない資金調達プラットフォーム
- 顧客向けプラットフォーム
- 新しい仲介者
フィンテック(Fin Teck) ☞ 金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、ITを活用した革新的な金融サービス等を指し、AIやビックデータ等の先端技術の進化やスマートフォンやタブレット端末などモバイルインフラの急速な普及を背景に、金融の未来を変えるイノベーションとして注目されています。
ARKFの設定は2019年と新しいですが、2年で倍以上と急成長です。
フィンテックは注目されていることが伺えますし、今後の伸びも期待できそうです。
こちらもテーマ特化型なので銘柄がガラッと変わります。
電子決済とビットコイン関連で急伸中のスクエア、不動産テックのジロウ、シンガポールの巨大インターネット企業のSEA、電子決済大手のぺイパル、eコマースプラットフォームを提供するショッピファイ、写真共有サービスのピンタレストなど、株クラなら全員注目のかなりハイグロース銘柄群です。
チラッと他の銘柄を見ると日本の"ネットでお店を開くなら"でお馴染みのBASEも少しだけ組み入れられていました。
電子決済やeコマースといったまさにフィンテック企業で構成されています。
このETFは将来性をかなり感じるので投資したいですね。
私の絶賛含み損中のエヌシーノも組み入れられれば助かるかも…(;・∀・)
ARKさんお願いします…
ARKX
ファンドの説明と目的
ARK Space Exploration&Innovation ETFの投資目的は、資本の長期的な成長です。
ARKXは積極的に運用されている上場投資信託(ETF)であり、通常の状況下では、主に(資産の80%以上)、ファンドの投資テーマである宇宙探査に従事する企業の国内および海外の株式に投資します。
イノベーション。アドバイザーは、「宇宙探査」を、地球の表面を超えて発生する技術的に有効な製品および/またはサービスをリード、有効化、または恩恵を受けることと定義しています。
軌道航空宇宙会社は、衛星やロケットなど、軌道空間でプラットフォームを打ち上げ、製造、サービス、または運用する会社です。
弾道航空宇宙会社は、弾道空間でプラットフォームを打ち上げ、製造、サービス、または運用するが、惑星の周りの軌道に留まるのに必要な速度に達していない会社です。
実現技術企業は、付加価値のある航空宇宙事業を成功させるために宇宙探査関連企業が使用する技術を開発する企業です。これらの操作には、人工知能、ロボット工学、3D印刷、材料、エネルギー貯蔵が含まれます。
航空宇宙受益企業は、農業、インターネットアクセス、全地球測位システム(GPS)、建設、イメージング、ドローン、エアタクシー、電気航空機などの航空宇宙活動の恩恵を受けることができる企業です。
ARKXは運用開始が2021年3月30日とまだ執筆時点で2か月しか実績がない非常に新しいETFです。
まだ株価は上がっていないので、宇宙関連銘柄に期待するなら仕込み時であるのは間違いないでしょう。
ただどんな銘柄が組み入れられているか知らない事には投資できません。
トップ10銘柄を見てみましょう。
9%以上と最も多く組み入れられている銘柄は、トリンブル・ナビゲーション(TRMB)は米国の全地球測位システム(GPS)開発会社です。
先端的GPS機器の開発、製造、販売に加え、他の測位技術や個別の顧客用途に応える無線通信やソフトウェアと組み合わせて、GPSの用途を拡大しています。
2番目のJD.COMINKは中国の通販サイトの会社です。
正式には京東商城という会社で日本でいう楽天市場みたいな感じです。
3番目はPRNTという3Dプリントに特化したETFなのですが、これはARK社が運用するETFです。
ETFの中に自社の別のETFを組み込むとういうおもしろい構図です。
でもそれだけ自信があるのでしょうか。
PRNTについては後程ご紹介致します。
そして、アメリカ合衆国の航空機・宇宙船の開発製造会社のロッキード・マーティン、航空会社大手のボーイング、日本の建設機械・鉱山機械のメーカー小松製作所も入っていました。
まだ新しいですし、なんとなく銘柄は随時入れ替わっていきそうな感じがしました。
ARKは毎日売買履歴や、構成銘柄をホームページから確認できるので気になる方はチェックしてみてください。
では後の2つはインデックス型のETFのご紹介です。
PRNT
経費率0.66%
ファンドの説明と目的
3DプリンティングETF(PRNT)は、3Dプリンティング業界に関与する企業の株式の価格変動を追跡するように設計された、Total 3D-PrintingIndexのパフォーマンスに料金と費用を差し引く前に密接に対応する投資結果を提供することを目指しています。
Total 3D-Printing Indexは、次の事業分野で3D印刷関連事業に従事している米国、米国以外の先進国市場、台湾からの上場企業の株式と預託機関の領収書で構成されています。
コンピューター支援設計(「CAD」)および3D印刷シミュレーションソフトウェア、3D印刷センター、スキャンと測定、および3D印刷材料。
4年で2倍程になっています。
ですが、コロナ前は株価の成長は乏しかったですね。
コロナ後の世界的な財政出動による金融相場で一気に株価が押し上げられたように感じます。
組入れ割合1位のエックスワンは工業分野の顧客を対象に3次元(3D)プリンター及びプリント製品の提供を主たる事業とする会社です。
2位も同等の割合で、世界最大のデンタルインプラントメーカーのストローマンという会社です。
スイス・バーゼルに本拠を置き、世界70カ国以上で事業を展開しています。
デンタルインプラント ☞ 欠損歯の問題を解決する目的で顎骨に埋め込む人工的な物質、人工臓器の一つである。インプラント体に人工歯を固定する。
続いて3位のSLMソリューションズ・グループはドイツの金属粉末積層造形機メーカー。
パソコンメーカーで有名なHPなど、割合が偏ることなく分散投資されています。
この辺がインデックスっぽいですね。
IZRL
経費率0.49%
ファンドの説明と目的
ARK Israel Innovative Technology ETF(IZRL)は、手数料と費用を差し引く前に、主な事業を行う上場イスラエル企業の価格変動を追跡するように設計されたARK Israeli InnovationIndexのパフォーマンスに密接に対応する投資結果を提供することを目指しています。
オペレーションは、ゲノミクス、ヘルスケア、バイオテクノロジー、産業、製造、インターネット、または情報技術の分野で破壊的イノベーションを引き起こしています。
インデックスには、イスラエルに設立および/または居住し、FactSet Research Systemsによって定義されている次の経済セクターのいずれかに含まれる株式上場企業(「イスラエル企業」)の株式証券および預託証券が含まれます。
健康技術、通信、技術サービス、電子技術、消費者サービス、または生産者製造。
ジワジワ成長して、コロナ後に一気にジャンプアップしています。
イスラエルは世界で最も起業率が高い国です。
人口比で言うとアメリカの数十倍もあるようで、スタートアップで最強の国です。
スタートアップ ☞ 新しく企業を起こすこと。
サイバーセキュリティが圧倒的に強く、新しいメディア、インターネットに関しての技術力はトップクラスです。
イスラエルは水資源の乏しい国で、塩水を淡水化したり、排水を利用したりする水に関するテクノロジーも発展しています。
イスラエルの農業は全て工場で行われ、世界最先端の技術を用いてふんだんな野菜を工場で生産しているそうです。
すごいですよね。
サイバー国家みたいです。
医療や自動運転、金融もブロックチェーンを用い最先端をいっています。
これほどまでにイスラエルのテクノロジーが発展したのは、イスラエルのネタニヤフ首相が強烈に主張した方針のおかげで、このような国家になりました。
これらの要因から優れたテクノロジー、企業が生まれるイスラエルにARK社は目をつけて、イスラエルに特化したETFが【IZRL】が誕生しました。
ではどんな銘柄が含まれているか見ていきましょう。
けっこう均等に割合は保たれていますが、その中でも組入比率トップのMALAM-TEAMはイスラエル最大のインターネットサービスの会社です。
サイバーセキュリティーやソフトウェアの開発、通信プラットフォームなど多岐に渡る事業を展開。
2位のPLASSONは配水システム、ガス輸送システム、工業用流体輸送および廃水システム、鉱山で使用されるプラスチックパイプ用のプラスチック継手のグローバルメーカーです。
さらに、その部門「Plasson Poultry」は、養鶏システムの大手メーカーです。
3位のE&M ComputingはITインフラストラクチャ、クラウド、ビッグデータ、ネットワーキング、セキュリティ、データストレージなど、グローバルITリーダーのテクノロジーに基づく統合ソリューションとプロジェクトを提供するITソリューションプロバイダーです。
同社はまた、イスラエル向けの包括的な統合OEMソリューションを専門としています。
続いてELECTRA CONSUMER PRODUCTS 19は電化製品のメーカー。
CELLCOM ISRAELは通信会社。
UROGEN PHARMA LTDはバイオ医薬品会社。
このように様々なイスラエルの企業が含まれており、業種も偏らずインデックスっぽいですね。
イスラエル全体の発展がどうなるか分からないですが、IT企業が世界で通用するのは確かなようです。
ざっとARKのETFのご紹介でしたが、それぞれの特徴はこんな感じです。
まあARKのインデックス型のETFは少しアクティブ寄りな気もするがやっぱり基幹ETFのARKKを始めとするアクティブ運用型の6つのリターンが特に輝かしいな!
ARK社ETFの懸念点
ここまで素晴らしい実績をだしているARKのETFですが、懸念もあります。
ハイグロース銘柄が多く含まれいるが故のリターンなのですが、それはかなりボラティリティが激しいことも理解して投資する必要があり、ある要因によってはかなりキツい下げも経験する時もあるでしょう。
成長株は期待先行し、バリュエーションが高くなりがちなので業績が市場の期待に反する事があれば一気に売られる可能性があります。
さらに金利上昇局面でも株価は大きく下落しがちです。
主に米国長期金利に関係する場合が多いですが、金利が上昇すると投資家がバリュエーション(投資の価値評価)に対して慎重になりがちです。
どういうことかと言うと、グロース株(割高株)について、本当にその価値が妥当なのか?割高すぎるのではないか?
と考えられるようになります。
債券利回りの上昇(=金利上昇)が、より健全な経済状態を反映したものであれば、好業績の投資対象銘柄が増えて比較する機会が多くなるため、投資家はバリュエーションに敏感になるとも考えられます。
そういった局面では反対にバリュー株(割安株)に見直し買いが入る可能性が高まります。
一要因に過ぎないので必ずしもその影響を受けるとは言えないですが、グロース株、反対にバリュー株にとってそれぞれ地合いの良い局面、悪い局面があります。
コロナショック後の世界的な金融政策で大量に溢れたお金が株式市場に流れ込んだこと、金利の引き下げによる株式に対する積極的な投資家心理などが合わさったことによりグロース銘柄が多く含まれているARKのETFはかなりの株価上昇をしました。
もちろん組み入れた銘柄選定が素晴らしかったので高リターンとなっているのも事実です。
今後経済活動再開すると景気引き締め策、金利引き上げはいずれ行われるでしょうからそういった事も踏まえて投資を検討しましょう。
日本人はまたこうやって世界との格差を広げられるのね…
ARK社ETFに投資できるのはサクソバンク証券
サクソバンク証券はヨーロッパのデンマーク・コペンハーゲンに本拠を置くオンライン銀行。
日本法人のサクソバンク証券株式会社はその完全子会社です。
日本人でも口座解説できますし、日本語でできます。
取扱い数もかなり多いので投資できない銘柄の方が少ないかもしれません。
ARKの銘柄も全て取り扱いがあります。
ただ最大のデメリットは特定口座に対応しておらず一般口座になるので、サクソバンク証券で取引をすると自分で確定申告する必要があります。
いつになるかわかりませんが、一応特定口座に対応する動きはあるようです。
ただ海外の会社なので時間はかかる、もしくは結局対応できない可能性も否めません。
まとめ
〇ARKは高リターンのアクティブ型ETFを運用する会社
〇未来を変革する破壊的イノベーションを起こす会社に投資
〇アクティブ型ETFはどれも素晴らしい成績
〇ハイパーグロース銘柄が多いだけに金利の動きには注意
〇日本の証券会社からは投資できない
〇特定口座には対応していないが欧州系のサクソバンク証券なら全て投資可能
今回は大注目のARK社のETFを現在あるもので全てご紹介させて頂きました。
本当に早く日本の証券会社も取り扱いして欲しいですね。
金融庁さんお願いします。
ARKのETFは毎日取引記録や構成銘柄が見れるのでETFに大きく組み入れられた銘柄を同じように仕込めると大きくリターンがとれるかもしれませんね!!
個別銘柄だと日本の証券会社からも投資できるので、個別株でなんちゃってARK風ポートフォリオをつくるのは良い戦略かもしれません。
ARK銘柄全て取り扱いありのサクソバンク証券の口座開設をしたい方はこちらからどうぞ!!