投資してみたいな。。。
まだ上場したばかりだがテンバガー候補との期待も大きく、その事業内容はかなり有望だ!
投資を検討している人は参考にしてみてくれ!!
目次
高配当投資と言えどデジタル技術の成長は無視できない
高配当投資が主軸戦略の私ですが、一部インデックス投資とグロース株(主にハイテク銘柄)にも投資しています。
ポートフォリオの大半は高配当株なのですが、そうなるとオールドエコノミー(古くからある従来型の経済や産業、また企業形態やビジネスモデル)ばかりになってしまいます。
GAFAMを始めとしたIT、ハイテク企業の成長を取り入れないのは逆にリスクでありますし、やはり今の株式市場の成長において無視できません。
投資の最適解とも言われるアメリカの株価指数S&P500へのインデックス投資(米国大型企業500社に投資)がありますが、確かにS&P500種指数は長期的に上昇し続けています。
しかし、直近過去10年においてその上昇の要因となっているのはGAFAM、すなわちグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフトの5社の影響が大きいというデータがあります。
以下チャートは
青がGAFAMの5社
赤がS&P500からGAFAMを抜いた残りの495社
黒がTOPIX(東証一部上場銘柄対象の指数)です。
※IT media ビジネスより引用
なんとGAFAMが大きく上場していますが、残りのS&P495は非常に小幅上昇、ほぼ横ばいです。
オールドエコノミーばかりに投資していると資産の増加は限定的であることはこのことから分かります。
資産が減らなければ良いですが、今後新しい企業に圧され従来の企業は衰退するかもしれません。
資産を守るためにも成長分野への投資は一定量必要不可欠であると言えます。
さらには、幅広い業種を対象としているS&P500よりも、米国の新興企業向けの市場となっているナスダック(NASDAQ)に上場している銘柄の時価総額上位100銘柄の加重平均の、ナスダック100指数というものがあります。
ナスダック100はIT成長企業を多く取り込んでいることから、S&P500を大幅に上回る上昇となっています。
青ナスダック100指数に連動するETF➡QQQ
緑S&P500種指数に連動するETF➡VOO
2010年から2021年始までのトータルリターンではQQQ(ナスダック100)がVOO(S&P500)を2倍以上も大きくアウトパフォームしています。
私たちの生活にもどんどんIT技術が浸透してきていますし、これからもその流れは加速していくことは予想できます。
世界的なトレンドであるデジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタル技術の革新はより一層続いていくことが予想されるのにその波に乗らず、オールドエコノミーばかりを買い集めるのも資産を増やすには効率が悪いと思うので、こういったハイテク企業への投資は一定量はマストだと考えます。
そんな群雄割拠のIT企業の中で2020年12月にIPO(新規上場)した"C3.ai"はかなり期待されていて私も投資しました。
C3.aiはAIそのもへの投資先として注目
社名 ティッカーシンボル | C3.ai(シースリーエーアイ) AI |
---|---|
設立 | 2009年 |
本社 | 米国・カリフォルニア州 |
上場市場 | NYSE(ニューヨーク証券取引所) 2020年12月IPO |
業種 | ソフトウェア・サービス |
CEO | Thomas Siebel (トーマス・シーベル) |
IPO価格 | 42USD |
C3.aiは、企業向けにAI(人工知能)のシステムをソフトウェアとして提供している米国企業。
クラウドを通じてAIを定期利用(サブスクリプション)させるビジネスモデル。(SaaS)
SaaSとは、「Software as a Service」の略。
クラウドで提供されるソフトウェアのこと。ユーザー側にソフトウェアをインストールさせるのではなく、供給側でソフトウェアを稼働させ、ネットワーク経由でユーザーにソフトウェアを利用させるサービス。
SaaSの利点として、ユーザー側のシステム導入の為や管理のコストがほとんど無いことです。ソフトウェアのバージョンアップなどもです。
ユーザーにとっては設備も必要ない為、すぐにソフトウェアサービスの利用ができるという点もメリット。
サブスクで契約させるパターンが多い為、売りて側のメリットは収益の目処が立てやすい。一度契約すると安定的に売上を確保しやすい。
大規模なAI、予測分析、IoTアプリケーションの開発、導入、運用のための”C3 AI Suite”の提供などが事業内容です。
これまで、AI関連の銘柄というものはありましたが純粋なAIへの投資先として競合がいない為、C3.aiは注目されています。
出所 Form S-1
◆AI(人工知能)を利用するメリット
- 業務の効率化
- 在庫管理の適正化
- 生産性の向上
- 高い精度でのデータ分析や予測を行える
- 収益の正確な予想
- 需要の予想・アプローチ
- 高い確率での見込み客の特定
など。
CEOは営業のカリスマ、トーマス・シーベル
シースリーエーアイの創業者は、名物経営者として知られるトーマス・シーベルです。
鬼のように厳しく、社員に求めるレベルも鬼のように高いらしいです。(;゚Д゚)
その分自分にも相当厳しく、死ぬ気で良い結果を出してくると期待されています。
スティーブジョブズと同等の仕事への熱量だそうです。
トーマス・シーベル
トーマス・シーベルは2019年にベストセラーとなったウォールストリート・ジャーナル紙の『デジタル・トランスフォーメーション』の著者です。
同書でシーベルは、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、人工知能、モノのインターネットという4つの現代のテクノロジーのベクトルの合流が、ビジネス、政府、社会にどのような影響を与えているかを論じています。
過去最も優秀なテクノロジーのスーパーセールスマンは、オラクルのラリー・エリソンと言われています。
ラリー・エリソン
テクノロジーを売らせたら彼の右に出る者はいないと言われています。
そのラリー・エリソンが手塩にかけて育てた営業のエースがトーマス・シーベルでした。
しかし、トーマス・シーベルはオラクルから独立してシーベル・システムズを創業しました。
トーマス・シーベルがいなくなった後、オラクルでスーパー・セールスマンの名をほしいままにした人ががマーク・ベニオフです。
マーク・ベニオフ
ところがマーク・ベニオフも独立し、セールスフォースを立ち上げました。
シーベル・システムズは急成長しているテクノロジー企業だったものの、セールスフォースが登場したことで元祖CRM(顧客管理システム)のシーベル・システムズはその座を奪われてしまいました。
シーベル・システムズはオラクルに買収されています。
そしてトーマス・シーベルはC3.ai(シースリー・エーアイ)を設立、マイクロソフト、アドビなどの強力を得てAIによって駆動されるCRMシステムでセールスフォースの追い落としを計略しているということだそうです。
面白いが恐ろしいな…
業績は急成長中
出所 Form S-1
グロース銘柄らしく凄まじい売上成長率です。(YoYは前年比という意味。)
2020年の売上成長率も70%超と急伸ですね。
契約単価が他のSaaS企業に比べ一回り大きく(1000万ドル以上)、契約が1つ決まると一気に収益が増加します。
逆に言うと契約解消、一部減らされたり、支払いが遅れたりすると一気に収益が減少するリスクもあります。
なのでサブスクリプションのビジネスは安定的に収益を発生させやすいのがメリットですが、従来のサブスクビジネスに求める安定感とは違い少しリスクは大きそうです。
サブスクリプションの売上はC3.aiの売上の86%を占めています。
ですが、AIサービスの市場規模は2020年は1740億ドルで2024年には2710億ドルに拡大すると見込まれています。
実際私たちの身のまわりでも、近年様々な製品にAIが活用されています。
例えばアイフォンのsiriであったり、グーグル検索や、アマゾンでも自分の過去の行動や履歴を元に興味のありそうな製品や広告が表示されますよね。
ルンバやアレクサなどのスマート家電なんかや、ペッパーくんといったロボット、企業が利用する様々なサービスにも活用されています。
加えて政府や企業のDX化(デジタルトランスフォーメーション)にもAIは活用されます。
デジタルトランスフォーメーション(DX)とは
- デジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革すること
- 既存の価値観や枠組みを根底から覆すような革新的なイノベーションをもたらすもの
AIがどんどん生活の中に浸透拡大していって、成長市場であることは素人から見ても明白ですよね。
そんな中、純粋にAIのサービスを提供する企業がC3.aiなのです。
超一流の顧客リスト
C3.aiと現在契約し、そのサービスを利用しているのは名だたる大企業群です。
- ロイヤルダッチシェル 石油世界大手
- 3M 世界的化学・電気素材メーカー
- Adobe フォトショップなどを提供するクリエイター向け画像編集ソフトウェアなどの世界最大手
- アストラゼネカ イギリスの世界的製薬会社 コロナワクチンも開発成功し日本にも提供
- アメリカ空軍
- 米国防イノベーション部門
などそうそうたる面子です。
リスクは収益を落とさない契約の維持と獲得
かなり期待できる企業だということは分かりましたが、リスクの側面も見ていきましょう。
累積赤字も大きかったですが、IPOして6憶ドルもの返さなくていいお金を調達していますし、SaaS銘柄は最初は初期投資の費用がかさむので赤字な事が多いです。
徐々に黒字化していければという感じです。
そして個別企業との契約が多いので、先述した通り契約単価が巨額であるので契約が決まれば大きく増収しますが、逆に捉えると1社が契約終了するとドカンと収益減少してしまいます。
今まで契約をしている企業からの収益が占める割合は大きく、業績を伸ばしていくには新規契約獲得、現状の契約の維持更新をしていかなければなりません。
そして契約単価がかなり大きい事から、セールスマンを通して契約をする売り方になりますが、巨額の契約である分高いセールススキルも必要です。
しかしそこは、テクノロジーのスーパーセールスマン、トーマス・シーベル率いる会社なので期待は出来そうです。
鬼軍曹ですし社員も死ぬ気で売るはず。(;゚Д゚) (笑)
テンバガー達成のため決算で確認するのは、EPS・売上高・ガイダンス
IPO後間もない企業は、決算で良い数字を出すことが最重要であります!!
- EPS(1株あたり利益) ☞ 株主が投資した株1株あたりで会社がどれだけの利益をあげているかを判断することができます。
- 売上高
- ガイダンス(会社の財務部長による、来期、通年のEPS、売上高予想)
これら3つがコンセンサス予想(複数の市場アナリストが予想する業績予想の平均)を全て上回ると良い決算となり、ホールドor買い増しです。
逆に悪いと売る。
良い決算を出し続ける企業がテンバガーになり得るのです。
私も学ばせて頂いている広瀬隆雄さんの記事がとても参考になるので是非ご覧になってみてください。
テンバガー発掘3つの鉄則
まとめ
〇資産を増やす為にハイテクグロースの成長は取り入れた方が良い
〇C3.aiは純粋なAIへの投資先として大注目のSaaS銘柄
〇主に大企業向けにクラウドでAIサービスをサブスクで提供
〇CEOはスーパーセールスマンで名物経営者のトーマス・シーベル
〇契約単価が他のSaaS銘柄と比べ大きい
〇契約単が大きいのは一気に売上が上がるメリットでもあり、一気に下がるデメリットでもある
〇契約維持、獲得するセールス力が必要
〇大大大期待のテンバガー候補!!!!!!!!!!
〇決算では、EPS・売上高・ガイダンスがコンセンサス予想を上回っているか必ず確認
以上、私も期待大として投資しているC3.ai(シースリーエーアイ)のご紹介でした。
まだIPOしたてで、これからの決算確認を怠らずにしていきます。
高配当株を軸にこういった銘柄を保有して資産を上手く増やしていけるように、またブログでもご紹介させて頂きます。(^^)/
C3.aiへは手数料最安なSBI証券から投資がおススメ!
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こちらでもご紹介していますのよければご参考にされてみてください。
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