リスクのない投資があればいいのに…
投資で日々のストレスを感じたくない方におすすめの投資法の紹介をするぞ!
投資には必ずリスクが伴います。自分が買った価格より下がってしまうと損失が出てしまいますね。
長期的に見れば利益が見込めるものでも、短期的に利益を出すというのは本当に難しいです。それができれば誰でもすぐにお金持ちになれるので当然ですね・・・
今回は損失を出すリスクが極めて低く、利益を生み出すことのできる投資法のご紹介です。
リスクがほとんどない投資法。結論から言うとFXでスワップポイントの『サヤ取り』です。
アービトラージや裁定取引なんて言われたりしますね。
投資には株式・債権・金や原油などの商品など、いろんなものがありますが今回おすすめしたいのは【FX】通貨の取引です。
FXは通貨間の取引、例えば日本円とドルや、ドルとユーロなどいわゆる両替です。
FXは土日以外レートは24時間変動していて、株式市場と違って1日の中でいつでも取引ができます。
FXで利益を出す方法は2種類あります。
売買での差金を獲る方法。
例えば1ドル105円で買って110円で売れば、5円の利益ですよね。それを105万円分で行うと利益は5000円になります。
もう一つは、金利の低い通貨で金利の高い通貨を買って、通貨間の金利の差で利益を狙う【スワップ投資】というものです。
日本の金利は0.01%と超低金利ですので、銀行に通貨を預けていても全くと言っていいほどお金は増えません。
通貨の組み合わせは様々ですが、例えば高金利通貨で有名なメキシコペソの政策金利は2020年5月時点では6.50%です。
メキシコペソを円で買いポジションを持つと、スワップポイントと言う金利差分のお金がもらえます。
これは証券会社の営業日に大体毎日もらえます。
※金利は変動するので1年間一定ではありません。
逆にメキシコペソ円の組み合わせで、売りから入ると反対に差額の金利を支払うのでマイナスになります。
実際に金利が高い新興国の通貨は値下がりが激しいのでスワップ分以上に損失が大きい。
メキシコペソのチャートを見てみよう。
メキシコペソ/円(MXN/JPY)の長期チャート
それをうまく利用するとリスクがほとんどなく利益を出せる。
両建てを使ってサヤ取りをする
FXは買いから入ることも、売りから入ることもできます。
買いから入れば値上がりして売れば利益、売りから入れば売ったところより下がったところで買い戻せば利益になります。
買いポジションでスワップポイントがプラスでもレートが値下がりすると、それ以上にトータルの利益は大きくマイナスになります。
同一ポジション量を両建て(買いと売りのポジションを同時に建てる事)をすると値動きによる損益は一切なくなります。
ただし同じ証券会社で両建てをすると、大半がマイナススワップの方が多く設定されていますので、両建てをするとジワジワ損失が膨らんでいきます。
売り買いのスワップが同じ値に設定されている業者もありますが、損失も出なければ利益も出ないので、同じ業者で両建てしても意味がないですね。
そこで!!
業者間のスワップポイントの差を利用します。
証券会社によってスワップポイントが違う。
これを利用していきます。
例えばAという証券会社がドル円買いポジションに対して、1日100円のスワップポイントを付与する。
Bという証券会社がドル円売りポジションに対して、1日マイナス70円のスワップポイントの徴収がある。
ではAの業者で買いポジションを持ち、Bの業者で同じ量の売りポジションを持つと差額の30円が利益になります。
そうすると同じタイミングでポジションを保有していれば、値動きがあって片方がマイナスになっても片方がプラスになるので価格変動による損失リスクがなくなり、スワップ金利の差額だけ得る事が出来るということです。
たとえば岡三オンライン証券 くりっく365ではドル円の買いスワップが、5月11日ではプラス13円ですが、
LIGHT FXでは5月11日のドル円の売りスワップマイナスは8円です。
差額5円が利益になりますね。
このように業者間によって結構違いがあります。
日々スワップポイントは変動するので複数の業者に登録して見比べながら、有利な方へ資金の移動をした方が良いです。
※ただあまり頻繁な資金の移動は売買の時のスプレッドで、手数料が多くかかってしまうので基本的には、大幅な変動がない限り同じ業者を使い続けた方がよい。
ただメリットとデメリットもあるからそれも確認しよう。
サヤ取りのメリット・デメリット
メリット
- レートがどうなろうと確実に利益が出せる
- ポジション管理さえ適切にすれば損失が出る事がまずない
- テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析などしなくてよい
- 投資にかける時間が極めて少なく済む
- 退屈で小さな利益の積み重ねだが、日々一喜一憂せずメンタル面で安定する
- 日本国債や銀行の預金よりも高い利回りが期待できる
なんといっても損をする可能性が極めて低いというか、無茶なレバレッジをかけなければまず損失はでません。
その分利回りは低いかもしれませんが、銀行預金よりははるかに良いリターンが期待できますよね。
難しい分析や、情報を日々追ったりほとんどしなくていいので費用対効果でいうとかなり良いと思います。損失を抱えて胃がキリキリするような日々を過ごすこともないでしょう。
しっかり資金管理できるのであれば、レバレッジを多少かけて運用して利回りを上げてもよいでしょう。
デメリット
- エントリー時はスプレッド分マイナスからスタートになる
- 両建てでスワップの利益が小さくなるので利回りは小さくなる
- 各証券会社いろんな要因で、スワップポイントが日々変動することがある
- 高レバレッジをかけたり証拠金維持率が低いと相場急変時や、運用を長期間ほったらかしすぎたりしてエントリー時から片方向に大きくレートが動くと、片方のポジションがロスカットされてしまい損失がでる
- レートが片寄ると資金調整が必要
- 両建て分の資金を多く用意するか、資金を半分に分ける必要がある
エントリー時にはスプレッドという手数料がかかりますので、最初は若干マイナススタートになりますがすぐにその分は割とすぐ回収できるでしょう。
スワップポイントは変動しますので、その辺はチェックする必要があります。
コロナショックの時は通常プラススワップなのに一時的にマイナスになったり、プラスでもサヤ取りが効かないほど低くなってしまった事がありました。
そういった相場の急変時、不安定な時には損失を大きくしないように一旦決済して運用を止める必要があります。
基本的にあまり手をかけなくて良いのがメリットですが、レバレッジをかけるとすぐにロスカットされてしまうので、高レバレッジをかけるのは危険です。
運用が長くなると、エントリーした場所からレートが片寄って、片方のポジションの損失が膨らんだり、マイナススワップが積み重なった方がロスカットされそうになるので、そういった際には資金調整をする必要があります。
そして2つのポジションを建てるので投資資金を多く用意するか、半分に分ける必要があります。
あとスワップの差額を獲っていくので、リスクは限定的ですが利益は小さくなります。
利益は小さいものの積み重ねだからちと退屈かもしれんがな。
FXでトレードしたことあるけど、胃がキリキリしてとても仕事どころじゃなかったもの…
これなら安全に運用出来そう!!
まとめ
●異業者間のスワップポイントの差を利用する
●2つの証券会社で同一通貨の組み合わせで同量の別々のポジションを持つ
●値動きでの損益がなくなる
●レートが片寄ったり、スワップの変動時にはポジション整理が必要
●利益は少ないがほぼリスク0での運用が可能
コツコツと利益を積み重ねていきたい、投資の損失が怖い、ストレスを抱えたくない方には実践して欲しい投資法です。
またおすすめの通貨ペアや、スワップポイントが有利な証券会社の組み合わせも紹介していきます。
登録しておいた方が良い証券会社の紹介
登録者数No.1業者 DMM FX 売りスワップが低いのでサヤ取りに使いやすい
ヒロセ通商 人気の高金利通貨、南アフリカランド・メキシコペソの高いスワップを提供
LIGHT FX 全体的に高いスワップを提供 安定の高金利通貨、人民元の取り扱いあり
セントラル短資 メキシコペソのスワップの高さの安定感は抜群
外為オンライン 高いスワップを提供
岡三オンライン証券 くりっく365 高いスワップを提供
FXプライム byGMO 新興国通貨のスワップが最高レベルに高い
スワップ投資をするのであれば必ず複数の証券会社に登録するのがおすすめです。
その方が何かあった時にすぐ対応できるので。
今回ほとんどリスクなしで投資が出来る方法のご紹介でした。
コツコツ地味な投資ですが、リスク少なく焦らず着実に資産を増やしたい方はスワップ投資がおすすめです。